ろく

咲 Sakiのろくのレビュー・感想・評価

咲 Saki(2016年製作の映画)
3.7
4つの高校がそれぞれ思いを胸に全国大会出場の切符をかけて麻雀で競い合うという王道スポコン。あまりに王道でクスっと笑ってしまうけど意外と演出悪くなくすんなり見れる。もう最後なんか胸アツですよ。

そして浜辺美波の異次元ね。まだこのころは出だしのころだけど他の演者と比べてオーラが全然違うのよ。浜辺の出ているシーンは予算1億くらいかけているかしらんって思うけど他の演者が喋ったりすると「あ、これは予算300万映画ですよね」って感じになる。それだけで違う。そりゃ浜辺を使うわけだよ。

実は浜辺以外にも山田杏奈(ひらいて)、あの(ラヴィットでおなじみ)、さらには武田玲奈(美味しい給食)など結構いい演者が出ているんだけど、それでも見ている方は浜辺の異次元の立ち位置に夢中。もう顔のサイズ違うし、スタイルも違うし喋りも違う。なるほど、浜辺出しとけばそれは映画としてなんとかなるとは邦画製作者が思うはずだわ。だから今はみんな浜辺に夢中なのね。

演技とCGには笑ってしまったけどそれでもそこそこ見れる映画になっているのは僥倖。麻雀好きとしては「そんなバカな」って思いもあるけど「アカギ」や「哭きの竜」も「そんなバカな」はいいんだよ。それでいいじゃない。

ただ「そんなバカな派」としてはもう少し役満も入れてほしかったかなと。役満あがって演者ドヤ顔は麻雀漫画の定番ですからね。
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