シリーズ第5弾にしてファイナル。
日本ではカリコレで上映されてました。
トールマン役のアンガスさんが逝去されたので、今回が正真正銘のファイナルです。
今回ドン・コスカレリは製作と脚本で、監督は別の人にお任せ。
なので作品のテイストが今までと違う。
何より前作から18年くらい経ってるのでCGが多用され、スケールはアップしてる感。
あくまで感だけだけど。
主人公はもう完全にレジー。
前作のラストで時空を超えたレジーが戻ってきて旅を続けるが、一方では老人施設で認知症扱いを受けるレジー。
どっちが現実でどっちが妄想?
ある意味でマルチバースを先取りして映像化したファンタズム。
でも色々と雑すぎてよく分かりません。
燃え盛る世界、超巨大な銀玉、レジスタンスたちの戦いと、面白くなりそうなのに認知症レジーを毎度挟むからテンポが悪し。
マイクとトールマンの因縁だったはずが、レジーの冒険活劇にすり変わってるよ!
最期の時を迎えるレジーを見守る2人にはちょっと涙ぐんだけど。
しかし1作目でレジーを刺した女性や、ロッキーが同じ女優さんを使って登場させたり、レジーの下心が実りそうで実らないなどシリーズの集大成感はあり。
40年弱の長きに渡りキャストが続投し続けたのも、やはり皆がシリーズに愛着があったからなんだろうな。
結局何にも解決してないような気がするけど、ドン・コスカレリ監督やキャストの皆さんはお疲れ様でした。