まめだいふく

GAME WARRIORS エバーモアの戦い/ジョン・ディーの魔導書 ~エバーモアの戦い~のまめだいふくのレビュー・感想・評価

3.0
 剣と魔法とドラゴン大好きなオタクな大人たちが、いい歳して戦士や魔法使いのコスプレをして集まってサバイバルゲームを楽しむ大会、通称「LARP」。魔道士の一人であるエリックがその大会に持参した、ネットで買った魔導書は実は悪魔を召喚するマジなものだった。
 まあ、というわけで、お遊びの場に本物の悪魔が現れてパニックになるという内容なんだけど、次々に参加者が惨殺されていく割りには緊迫感がない。これは作風が中途半端にコミカル調であるのと、主人公たちに切羽詰まった様子がさほど感じられなく、更には尺が短い割にテンポが悪いのが原因な気がする。ホラーならホラー、コメディならコメディと、きちんと割り切ってほしいな。最後まで、このどっちつかずな展開にのめり込めなかった。
 もちろん、コメディとホラーが上手く両立している映画はあるけど、本作はそれらが完全に水と油のごとく乖離してしまっている。
 召喚された悪魔(サキュバス)の第二形態も、ヒーロー戦隊ものの着ぐるみ怪獣みたいで拍子抜けだし、うーん、残念な出来。
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