ズドンと娯楽映画(ド派手なSF映画)の芯を食ってないが斜め４５°のアプローチというかニッチなところを突きまくりニヤニヤさせるなかなか楽しめる作品であった。未見だが65mmで撮る映画こそ映画だ的体力重視の作品がある中、手先の器用さというか大げさなビジュアルなくても堂々と侵略パニックものを成立させるのは凄い。というか「黒沢清」だから許される。
他の監督だったらなんと貧相なSF映画と罵られるだろうが「黒沢清」だからその貧相も十二分に魅力になる。
「愛」なんてテーマは日テレから金を引き出す策略と思いたい。
とにかくふざけ倒した「トライワイト・ゾーン」みたいな映画だった。
こうゆう金かけた趣味全開の「黒沢清」映画もっと観たいなあ。
けどヒットせんやろな⤵。
女子高生の膝の裏から始まるのがちょっとエロくてよかったぞ。
