KingLeo

散歩する侵略者のKingLeoのレビュー・感想・評価

散歩する侵略者(2017年製作の映画)
1.6
ファーストカット意味ありげな金魚から始まって期待が高まる。
が、次のババアのカットから部屋に繋がるシーンの作り込まれた部屋見て冷めた。キヨシはいつもそうだ。ただ作り込めばいいわけじゃない、何故?そこに血糊がついて、なんでカーテンレールがところどころ外れているのか?大体想像はつくが、ちゃんと殺して倒れこむ動線をやっているのだろうか?何故背中に血糊が付いているのか?見栄えを優先している様に思える。血溜まりで泳ぐ金魚もそう。見栄えだ。まあホラーっぽいSFだしな。リアリティなんてクソ喰らえなんだろう。内容がクソなのに役者が豪華だから誤解してしまう。
大型トラックの転倒シーンは笑った。大真面目で作ってるんだろうか?銃とかもそうだし、わざとチープにしているのか?せざるを得ないなら見せ方を工夫して欲しい。というか気にしてないんだろうな。とにかく病室?手術室?だか知らんがもそうだし、車もそう。演出が分かりやすい。悪く言えば嘘臭い。あんな戦争がどうたらいう演説に、足止める奴あんなにいるわけねえだろ。
路地に入った途端ジャンプしていい感じのとこ走って逃げてるし、一体何百メートル走って逃げてんだ。変なの。
相変わらずの不気味さや、相変わらずの芝居がかった奴らな世界観、良いかは別として相変わらずの引きの画作りはあったが古臭い。音楽もコミカルな演出なのか知らんが古臭い。わざとB級なレトロフューチャーな感じにしてんだろうか。多分元ネタが色々あるんだろうな。すげーダサい。
このままコントの様なコメディにした方が面白いかもしれない。
寄生獣を彷彿させる設定は悪くない。脚本も多分悪くはない。映像化するにあたって見せ方が残念だった。
演出外だろうが、バス停?でリュック置いて空見てるエキストラ?がナチュラルで良かった。ストーリーの内容は頭に入って来ないが、色々な思いを馳せる。
KingLeo

KingLeo