ディズニーのヴィランものの中ではまぁいい方かなぁと。エマ・ストーンの魅力ありきなところあり。
もとの「101匹わんちゃん」を正直知らないから、クルエラがどんな人物かとか、いろんな小ネタとか分からなかったが、やっぱり目を引くのは豪華絢爛な衣装かな。クルエラがボスのバロネスに対する嫌がらせ的に仕掛けるゲリラファッション攻撃は、たしかにかっこよくて、目が楽しい。
そしてエマ・ストーンの悪役的演技。なんだか「女王陛下のお気に入り」を思い出した。エマ・ストーン、こういう狂気的な役すごく似合うからもっとやってほしい。
ただ、やっぱり所詮ディズニーのヴィランものの枠を越えることができず。そもそもクルエラがまったく邪悪な部分を感じることができず、普通に応援できてしまうことが物足りない。「ジョーカー」とかああいうのを期待してしまうと物足りないというか。バロネスの方がよっぽど邪悪だしね。
まぁディズニーだから、話がつまらないとか、そういったことは特になく、「マレフィセント」みたいにオリジナル作品を観るときに今後支障が出るほどヴィランを美化した作品でもないので悪くはなかったけど、期待はこえてこなかったのが正直な感想。
