Mariko

クルエラのMarikoのレビュー・感想・評価

クルエラ(2021年製作の映画)
3.9
普通に面白かった!
特に期待してなかったんだけど、ディズニーの実写シリーズでいちばん面白かったかも。

ダークなんだけど、捻りがなくわかりやすいダークネスなのは流石というべきかなんというべきかのディズニー、良くも悪くもバランスの取り方が絶妙。
そこに文句のつけようのないベストキャスティング、ゴージャスでパンキッシュな衣装の数々そしてそれを着こなすWエマ、アニメーションをそのまんま描いたような場面運び、この全方面へのぬかりのなさといったら!
特に、チェックしてなかったこともあってマーク・ストロングが出てるの知らなくて、出てきた時に「うわっ」と声をあげ、その後の展開にも胸アツ。ちょっとマーク・ストロング加点入ってます(笑)
あとジャスパー役の人がイイ感じと思ったら『イエスタデイ』のあの彼か!

そして音楽。
何がすごいって、最初に耳に止まったのがスーパートランプ!!
しかもBloody well rightとは絶妙過ぎるチョイス。と言いつつこれアルバムCrime of the centuryだっけその次だっけ?とおぼろげにしかわからない程度の薄いファンなんだけど💦
からの、最大に驚いたWhisper whisper!!!!! Bee Geesからこれを持ってくるってどういうセンスよ。もう最初のこの2曲だけでも大絶賛モノ。
そしてShe’s a rainbowにTime of the seasonときたのでこのLate 60s’〜70s’の薄暗いロンドンのサイケ路線たまらんね〜と思っていたら、だんだんなんでもアリになってきて、いや流石にELOはどうなのよ、と思っていたら(ちなみに私はELO大好き)今度はHush。またか!これは昨今ワンハリのイメージ強すぎない?
まあ、その路線ときたらどうしたって使いやすいんだろうなあと思いつつ、でもやっぱり大好きなので結構ご満悦。
などなど、ラストのSympathy for the devil は王道過ぎないか とも思うけど、あれだけdevilを強調した後だし、まあノーチョイスか。
また昨今の多くの人にはどれも「聴いたことある、ような、ない、ような」曲だと思うのでこれを機に興味持つ人がひとりでも増えたらいいな、とか。
Mariko

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