ぴろぴろ

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダルのぴろぴろのレビュー・感想・評価

4.0
トーニャ・ハーディングとナンシー・ケリガン2人の事はよく覚えている。
スポーツマンシップ、特にフィギュアスケートみたいな華麗な美しさを競う、絶対的クリーンなイメージの中で、この事件は衝撃だった。 世界中から注目を浴びたのも当然。
主演のマーゴットさんが美しさもゴージャスさもお色気も封印して見事なトーニャだった。 リレハンメルでの靴紐のシーンは完コピ。 対照的にナンシーが威風堂々とした演技で銀メダルを獲得した当時を思い出す。
映画を見終えて、トーニャってどこまで周りの人間に恵まれなかったんだろうと。 ゲスなおバカばっかり。 そしてなんてタフなんだろうと。 転んでもタダでは起き上がらない強かさ。 そうそう、プロレスラーだったかボクサーになったのは記憶にある。
ボクサーになったんだね。 トーニャ母がおっかない。 家族に恵まれていたなら、彼女の人生は違ったかもしれない。 共感はしないけど、同情はした。 スケートが全てだった彼女が失ったもの、代償の大きさ。 当然なのかもしれないけど、なんだか気の毒。
品行方正では無いけど、ただ愛されたくて淋しい人だったのかも。
興味深く鑑賞した。
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