美しい自然の描写、息遣い。
走り出したコットが、しなっていた青草が息を吹き返したように瑞々しい。
彼女の人生はこの夏、まさに始まったばかり。
子供ってちゃんと見てるし感じている。 分かっている。
言葉は時に棘になったり悲しませたりするけど、ただそっと心を寄せるだけで温かい気持ちになる。 ビスコみたいなサンドクッキー1枚が、繋いだ手の温もりが。 時に言葉なんか要らないんだなぁ。
イイ人そうに見えて、子供から根掘り葉掘り聞き出すおばちゃんって外国にもいるんだね。
だからこそ言葉じゃなくて、さり気ない優しさや仕草にその人の本質が滲み出る。
今作の邦題はとても良いのでは。
そして、タイトル通り「ここから、今から」と、願わずにいられない。
大好きなタイプの映画だった。
