ウェス・アンダーソンはいいなあ。どの作品を観ても夢のよう。今作なんて舞台はゴミの島が舞台なのにそれでも夢のよう。（いやむしろゴミの島だからこそ夢の島なのか…）YouTubeのメイキング映像も片っ端から観漁ってしまった。メイキングまでもが凝ってるウェスワールド。あのわんこ達のVRインタビューのやつとかなにあれ。ひまか。ひまなのか。
ギャグの切れ味。
犬的に考えられたお茶目で凝った台詞。
先が読めないお話。
太鼓太鼓太鼓。
レイドノヴァンの人のめっちゃええ声。
ブレイキングバッドの人もええ声。
麗しのスカヨハの麗しヴォイス。
グレタガーウィグのグレタガーウィグ感！
わんこみんなかわいい。だいぶかわいい。ふわふわ。
細々とあれこれ愉しかった。
問題意識は高い作品なんだけれど、愉しかった。
グランドプダペストホテルは奥行き奥行きてかんじだったけど犬ヶ島は左右にスクロールスクロールてかんじ。
ウェスは自分の映画を心底愛してそうで良い。彼はいつだって1つも手を抜いてないっぽい。手を抜いてないせいで情報料が多くてほんと困る。まず観るだけでとても疲れる。一回、二回観たくらいでは追い付かないくらいに情報がてんこ盛りなので困る。そもそも動体視力があまり良くない自分が気に入らないのに、ウェス映画を観るとさらに低下したんじゃね？？って思わされてしまってちょっと凹む。動体視力を二週間で鍛える本とか売ってるけどウェス映画を観る半月前からやってみたら効果を実感できるのかしら。これまでウェス映画は劇場での座席も試行錯誤してて、後方に座ってみたり、最前列に座ってみたり、ど真ん中らへんに座ってみたりしたけどやっぱり全部を楽に視界に納められる位置がわからない。一回で全部を観ようとすることを諦めればいいのか。困ってる！
