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犬ヶ島のnarumiのレビュー・感想・評価

犬ヶ島(2018年製作の映画)
4.3
ウェス・アンダーソンの作品はどの画でも主として映したいものの他の作りこまれ方にまで愛を感じて、この配置にしたのは意味があるんじゃないかと考えてしまう。
どの作品もそうだけどきっとまた観たら違うことに気がつくのだと思う。
細かいところのセンスとこだわりを前面に出してきて、一見情報量が多いのにぶつかりあってなくて、ああ今彼の世界観に招かれている、という感覚。
深み・こだわり・メッセージがあるのに、かわいさ可笑しさも交えて開かれるような作品なのが好きであり、彼の世界観に尊敬と羨望の眼差しが止まらない。
ざ・日本。日本の伝統芸能への愛を感じる。日本にとって多くのことを感じる作品だと思う。そして最後に野村訓市が関わっているのがまた激アツなのだ。全くもう。
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