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ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラのnarumiのレビュー・感想・評価

4.3
この秘話は知っていたけど、この映画ほどアイリーンに寄り添って描かれるのを新鮮に感じた。コルビュジェ、自己中すぎて笑った。
この映画で知るものは多かった。
アイリーン・グレイが機能性を考えるのは使う人とその人が得る効果を考えるから。知らなかった。
でも最も印象に残るのは、
こんなにも素敵な建築家が女性であり、妻であるがゆえに自身の功績が陰に追いやられてしまった事実。この時代なら…と驚かない私、結婚ではない道を選ぼうとしていたアイリーン。でも愛情深い人だからこそコルビュジェが嫉妬するような建築をした。
この人たちなんて複雑なんだ。芸術家だ。好きなんだけどそんな芸術家たちが。

あとあっさりと出てきたけど、シャルロット・ペリアン。実は彼女のインテリアデザインが好きで、ル・コルビュジェを知り、アイリーン・グレイを知るという流れだった。彼女がまた関係図かき乱しまくりで笑った。
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