あきしげ

ミラーズ 呪怨鏡のあきしげのレビュー・感想・評価

ミラーズ 呪怨鏡(2015年製作の映画)
2.5
幽霊系映画の寄せ集めロシア作品。

良かった点。

・予定調和の王道な展開
・スペードの女王の黒さ

悪かった点。

・幽霊系ホラー映画の寄せ集め
・溜めがないホラーは怖くない
・幽霊の専門家は力業しかない

ロシア製のホラー映画は珍しい。
ロシア映画は芸術性が特徴的だ。
一つの場面を美しく魅せるのか。
それがロシア映画最大の魅力だ。

しかし、本作は生粋のホラー映画。
しかも、ハリウッドで流行る幽霊。
ジェームズ・ワンのおかげだろう。
一時だけブームになったJホラー。
でも、すぐに飽きられてしまった。

でも、ジェームズ・ワンが復活させた。
それに続こうと似た作品が次々と製作。
当然ながらほとんどが粗悪品なのです。

ただ、たまにアタリなんてある。
本作はそう言いたいところです。
ただ、現実はそう簡単じゃない。

ハッキリ言って寄せ集め。
そんな印象を受けた本作。
王道的な幽霊映画の作品。
既視感たっぷりのシーン。
それが全編に渡って登場。

逆に予定調和すぎる展開は安心する。
だけど、それは作品の新鮮味を奪う。

スペードの女王の造形は嫌いじゃない。
一瞬しか映らないけどそれが良かった。
長く映ってしまうと色々とバレるかも。

そして、問題を解決する専門家。
コイツが思っていたよりも微妙。
最後の方では強引すぎる解決策。
誰でも思いつく方法に萎えます。

王道の寄せ集めだから悪くない。
かと言って、それほど良くない。
あきしげ

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