oden8

サラリーマン・バトル・ロワイアルのoden8のレビュー・感想・評価

2.9
なぁ〜にぃっ!!殺っちまったなぁ〜っ!!!
サラリーマンは、黙って上司を撲殺。
ボコボコ。クールボコ。

ただただ、バトルロワイヤルな作品でしたわね。サラリーマンならではの企業戦死を期待してたんだけど…。設定にサラリーマンを盛り込んだものの、その効果はコミットされてなかったかも。

だけど、意外と観れちゃう作品。っていうのも…。この企業の明確な実態が気になってくるからなのですね。
入社時に頭に追跡装置を埋めてくる会社って…何ソレっ!?な、ワクワク設定にはずっと心を踊らさせられてて。ビジュアル的にもメンタル的にもエグさには、小腹を満たす程度の満足感は得られたんですが…。
物語のフィニッシュに意外性や刺激がなく、カタルシスに浸るには到底及ばず。といった感じだにゃん。

バトルロワイヤルものに、求めるもの…。僕は、生き残った時の虚無感だと思うのです。その描写が弱かったのかなぁと。

勝ち得る為に払った代償。その大きさに対して得た対価に、果たして己を満たすだけの価値があるのか…。
それは、人生の大半を"仕事"に費やさなければならない我々企業戦士にも言えることではないか…。

倫理観よりも利益
ボクらが手にする報酬は…
哀 企業戦士

Cast(役者·キャラ) 3.5
Story(物語) 2.5
Architecture(構成) 2.5
Picture(画) 3.5
Acoustic (音) 2.5
24-72
oden8

oden8