ノラネコの呑んで観るシネマ

フライト・クルーのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

フライト・クルー(2016年製作の映画)
4.4
ロシア製の航空パニック映画だけど、こりゃあ面白い。
序盤40分くらいは軍をクビになった若いパイロットが民間に再就職し、訓練生として鬼教官にしごかれたり、女性パイロットとイチャイチャしたり、コミカルなTVドラマライクなユルユル展開が続く。
いつ本題に入るのかと思っていると、突如として大噴火する火山島から、取り残された人々を救出するというミッションが始まり、そこからは怒濤の展開。
頻発する地震、迫り来る溶岩。
滑走路が崩落した島から、どうやって脱出するのか。
しかも一つの危機をクリアすると、もっとヤバいのが襲ってくる。
映像的にもハリウッド映画に遜色なく、群像劇としてもユルい序盤にそれぞれの人となりは描かれてるので、説得力は十分。
キャラの感情の変化が唐突だったりするが、まあ許容範囲だろう。
エアポートシリーズ世代としては、大いに楽しんだ。
出来ればもうちょいデカイスクリーンで観たかったな。