あきしげ

EXO <エクソ:地球外侵略者>のあきしげのレビュー・感想・評価

EXO <エクソ:地球外侵略者>(2016年製作の映画)
3.0
真実は忠実なる任務か、疑念による妄想か。

良かった点。

・主人公の独壇場
・淡々とした日々
・湧いてくる疑念

悪かった点。

・オチがストレート
・中盤まで少々退屈
・終盤は詰めすぎた

『パンドラム』の製作陣が製作。
『パンドラム』は微妙でしたが。

あらすじで一人舞台と分かった。
『月に囚われた男』を連想した。

重要な要素である主人公。
訓練された忠実なる兵士。
淡々とした毎日を過ごす。
ルーチンワークをこなす。
人によってはつまらない。
個人的には悪くないです。

その中で徐々に芽生えてくる疑念。
あくまで事務的に進めている本部。
そこから疑念がドンドン増します。

最大の娯楽は一日一本だけ吸えるタバコ。
食事は粉を水で溶かした灰色のペースト。
外には地球外侵略者がいるかもしれない。
多大なストレスの中で100日間の任務。

どう考えても普通の人間なら発狂する。
唯一の楽しみはネズミのドクとの会話。
加えて、独り言も多くなっていきます。
それにより疑念が大きく膨らんでいく。

終盤になってオチが二者択一となる。
しかし、残り時間で答えが導かれる。

悪くはないけど、良くもない作品。
味のないガムを食ったような印象。
あきしげ

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