馬乃

MEG ザ・モンスターの馬乃のネタバレレビュー・内容・結末

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

「 MEG ザ・モンスター 」

360万年前に絶滅したはずの超巨大ザメ、メガロドンが復活してステイサムとバチボコに戦う映画

終始、サメやステイサムに対して「そうはならんだろ!」と言わざるを得ないことの連続で、こちらの理解と予想を遥かに超える場面が盛り沢山!!この映画の中で起きる出来事の全てに対して、理屈や正論で考えるのは野暮というものである。この映画は、ステイサムとサメの強さ、圧倒的力、ヒトの想像を遥かに超える海の生物たちの脅威、壮大な世界観と際限がない規模感を“感じる”ための映画で、受け手はメガロドンとステイサムの戯れを113分間見続けることになる。一言で言うなれば、いわゆる「Feeling」映画。何も考えるべきではない感じろ。

序盤、巨大イカに襲われて圧縮される場面も、The“未知との遭遇”という感じがして、「さあ始まったぞ!」と、心が踊り、わくわくした。そして、その巨大イカを捕食した巨大ザメをも遥かに超える、メガロドン!!!!
その規模や生命力は言葉で説明し難いほど魅力的!
こんなのに海で遭遇したら、まず命はないな、と思わせてくれるメガロドンの底知れぬ魅力に終始 惚れ惚れした。
これぞ愛すべきサメ映画だーーーーー!!!🦈

勿論、ステイサムもサメに負けず劣らずの地上最強生物。
希望的観測に過ぎないが、中盤の上裸風呂上がり姿には男女問わずノックアウトされただろうと予想される。
筋肉バッキバキ ステイサムの圧倒的 強さは、人間側というより、どちらかといえばサメ(捕食者)側ではないだろうか。船員を何度も襲い、再度 現れたメガロドンに対して、即断即決で「殺そう。」と言える漢はこの世にステイサムしかいない。常人かつ通常の思考回路であれば、生命の危機を感じて海から逃げるが、ステイサムはほぼほぼ丸腰で海へ飛び込み、メガロドンに立ち向かい戦いを挑む。彼の心身の強靭さは一体何なんだ。

終盤になるにつれ、段々サメを擁護したくなる気持ちが沸き上がってくるのは無理もない。仮に私がメガロドンだったとして、海でステイサムに遭遇したら、ここが終着点だと全てを悟るだろう。
馬乃

馬乃