Yoshishun

MEG ザ・モンスターのYoshishunのネタバレレビュー・内容・結末

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

うーん、ステイサム成分が足りない……!!


往年の名作『ジョーズ』を超え、サメ映画史上最大のヒットを記録したパニックアクション。監督は『ナショナル・トレジャー』『魔法使いの弟子』など、モンスターパニックとは縁の無かった、ジョン・タートルトープ。主演にアクションスターのジェイソン・ステイサム。

元々ダイビングの資格もあり、オリンピック選手でもあったステイサムにとっては適役すぎますが、何故だか彼がサメに立ち向かう絵面だけでも笑いが起こる……きっと素手で殴ってくれるんでしょうという微かな期待がある故なんでしょうか笑 一応目潰しはしてましたが。

そんなステイサムの相手役であり、ヒロインであるのが中国系女優のリー・ビンビン。本作は彼女の主演を初め、わかりやすいほどの中国要素が盛り沢山。製作にも中国スタジオあるし。アメリカと中国しか戦わない『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』と比較するとかなり小規模なので、そこが救い。

さて、本作はそんなステイサムと中国という2つのワードだけでも成立しうる作品で、困ったことにメガロドン自身の描写もあまり怖くない。というのも、直接的に襲うシーンが少なく、思ったほど大きくない、また『ピラニア』のような一般人が襲われるような残虐性があまり感じられなかったためです。勿論終盤になってやっとビーチを訪れていた一般客が食べられるという地獄絵図が展開されますが、ステイサム一行のおかげで(せいで)、そんなにドキドキすることなく最終決戦に。

何もかもが中途半端で、もう一押し欲しかったところ。
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