じぬ

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリーのじぬのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

これは、記憶の旅の物語ーー

ストーリー:★★★★☆
世界観 :★★★★★
映像 :★★★★★
キャスト :★★★★★
音楽 :★★★★★

・最初から最後まで、「なんか切ない」。なんか切なすぎて、涙も出ないし言葉も出ない。でも、だから、すき
・Mがパイを食べるところとか、尺長かったけれど、わたしにとっては全く問題なかった。むしろ、フォークの音とか心地よかったなあ。無音も多かったけれど、全然眠くならなかった。時の流れや感情を表現するとても大事な「間」だった
・Cが亡くなったあと、Cの曲をイヤホンで聴くMのシーンが好き。本人は気づいていないけど、ghostのシーツに触れてるのとか超やばい
・Mが家に残したメモをカリカリするghostかわいい
・Mが家に残したメモを、もう少しで手にすることができる!って時に、家が壊されて…からのghost、ほんと切なすぎる。一層ぽつんとしているのが伝わる。飛び降りてからちょこんと小さくなって、虚無の目で地面に座っているのがほんと切なすぎてつらい
・エンドロールが、Cの歌でもBGMでもなく、風の音なのが良かった。余韻に浸るのにはすんごく心地よかった。しばらく、人工的な音聞きたくないと思って、珍しくイヤホンを外して、外の音を聞きながら帰った
・「好きに解釈していいよ」系の映画だったけど、個人的好みは「最後にはっきりと【幸せになりました、はいハッピーエンド】ってわかる」系映画だから、ghostの感情とか、Mが残した手紙とか、中身はっきりしていたら個人的にはそれで「最高」レベルの映画だったのにな…故に、その一歩手前の評価を。
・もう一回、ストーリーをちゃんと理解するために見直したいな

20181208(字幕)
じぬ

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