じぬ

アステロイド・シティのじぬのネタバレレビュー・内容・結末

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ストーリー:★★★★★
世界観 :★★★★★
映像 :★★★★★
キャスト :★★★★★
音楽 :★★★★★

5回みた!!

【1回目感想】
ウェスだからって期待し過ぎて、好みじゃなかったらどうしよう??って不安だったけど、全然だった。超ドストライクだった。さすがウェス映画〜!!!
独特のテンポ感、かと思えば突然の独特の間。ウェスらしいシンメトリーな画、広告そのまんまのかわいい色使い。カメラ固定で画面動かないなーと思ったら、人間が振り向くような素早いカメラワーク。「はじまるぞ…!」とワクワクドキドキさせるような音楽の入れ方。ストーリーもそういう発想!?と衝撃的だった!
そして映画間に合わないと思って走ったんだけど、飲み物買い損ねちゃって、映画始まる前から喉カラカラだったのね。でも後半から完全に喉の渇き忘れてた。なんなら映画上映終了ご参加10分くらいまで喉の渇きがなかったことになってた。(歩いてたら突然喉の渇きに気づいて辛かった)

広告のさ、モノクロな登場人物が混じった集合写真も、映画見たあとみたら大納得。広告に集合写真を採用したデザイナーさん素晴らしすぎると思う。

そしてずっと気になってたシアターキノ!アステロイドシティで初デビュー!
シアターキノという小さな映画館、来場されるみなさん映画マナーがよくて、こぢんまりとした空間で全く物音がたたなかったんだけど、宇宙人のカメラポーズのシーンをはじめ、クスッと笑い声が😂
私も笑ったし、宇宙人が現れるシーンは私も開いた口が塞がらなかった(でも映画のキャラクターとは違って、わたしの開いた口は口角が上がってた!😄ワクワクが止まらなかった)

好きなのはやっぱり宇宙人のカメラポーズwそしてそれが写真で現像されて、ミッジが突っ込むシーン📷
好きなキャラクターは…あの「ミミッ」って鳴く鳥みたいなのかわいい😂犬ヶ島的な作り物感w
そしてミッジ役スカヨハのヌードシーンにはドキッとした🩷😆ピント合ってなかったけどシルエットがとてもスタイル抜群だった👊🏽

ウェスの映画は他の監督、他の作品にはない独特な感性が散りばめられていて、だからこそ1回みるだけじゃ内容や良さに気付けてないところもあるだろうから、まだまだ見たいと思う🤍
鑑賞回数、犬ヶ島超えなるかなー😆わら

【4回目感想】
渋谷のホワイトシネクイントで鑑賞できて嬉しい!シアターキノとはちがって新しい&広々とした映画館で同作を見るのもとてもいい
2〜3回目は目を瞑っちゃったりけっこう気を抜いてみてたんだけど(贅沢な映画鑑賞だよね)、4回目にしてこの映画の意味が分かりそうな気がしてきた。
1〜4回目全部割引で入場してきたから、ムビチケがいまだに使えてない。最後にもう一回見れたらいいな

【5回目感想】
ホワイトシネクイントでの鑑賞の次の日!5回目!ムビチケ使えた!

いろんなこと語りたいけど、5回みて1番印象に残ったのが「別世界(夢、宇宙、劇中劇、演技etc)への憧憬、逃避」かな。これがわたしなりの同作の答え

「別世界への憧憬、逃避」がありつつも、登場人物はみんな「現実」を生きてるんだよね…
「目覚めたければ眠れ」は、「辛く苦しい現実で生きたければ、憧れの別世界へ逃避しろ」みたいに言い換えることもできたりするのかなーとか考えた
「目覚めのない死」を織り交ぜてながら「目覚めたければ眠れ」を描くから、余計にズドンときた
2度と目覚めない死者を想い傷ついて、現実を生きる。現実を生きるために、別世界に想いを馳せ逃避する。いずれ自分も死ぬ。自分を思う誰かが傷つき、現実を生きる…って生死のリレーが描かれてるなと感じた
でも、ウェスは生死を描きながらも、画面が高彩度な配色だし、くすっと笑えるシーンもちょこちょこ織り交ぜるから、重く感じすぎない。ただ「この映画かわいい!」って何にも考えず感覚的に観ることもできる!

宇宙人のシーンは5回鑑賞して、5回笑いに包まれていた😂わたしも笑った!
ウェスの映画は、どういう意味だろー?って考えながらみるのも楽しいし(しかも考えようと思ったら難しすぎて、自分なりの答えに辿り着くには何度もみないとだし時間かかった、わたしの場合!)、「かわいいな」「笑えるな」「寝ようかな」で見るのも楽しい。今作は上映時間も長くないから、色んな楽しみ方ができる!
じぬ

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