20171126 シネモンド金沢にて
エミール・クストリッツァ主演・脚本・監督、紛争の続く架空の国におけるミルク売りの愛と再生の寓話。
銃声と爆撃が鳴り響く中での、過去を捨てた男と女のロマンスを軸にした音楽劇とファンタジー。先月鑑賞したアンダーグラウンドの時も思いましたが、この監督の言葉や世界観は、ユーゴスラヴィア・サラエヴォで生まれ、経験したからこそのものだとつくづく感じます。国が無くなるという経験をしたことが無いものには絶対に描けない、わたしたちの語彙の中にはない生き方に打たれます。
登場する動物たちがとても愛らしかったです。ヘビのあのシーン以外なんとCG無しなんですって!特にロバとハヤブサがかわいかったです。