あや

オン・ザ・ミルキー・ロードのあやのレビュー・感想・評価

3.9
村の牛乳配達、コスタは戦争に行った英雄ジャガの妹との結婚が待っていた。しかしジャガの花嫁として迎えられた美女に恋に落ちてしまい……

「黒猫・白猫」と「アンダーグラウンド」がミックスされたような作品。
花嫁は既婚者のイギリスの将軍に妻を殺させたほど危険な女なのですが、その将軍がなんとかして取り戻そうと多国籍軍を送りこみ、2人で愛の逃避行を始めるというお話。
蛇がミルクを飲み、子羊が生まれ、腕にはてんとう虫が止まる。クストリッツァと心が通じ合っているとしか思えないほど芸達者な動物たち。コスタに味方をしてくれるように敵の行く手を阻んでくれる。
奏でられる音楽と動物たちでより、ファンタジー色が強まっているけど戦争という現実も容赦なくすり合わせてきている。


年の差ありすぎじゃない?と思ったけど、「ラブストーリーに年齢は関係ない。モニカが演じてくれたことで、どんな年齢であっても人は恋に落ちる可能性があることを示してくれた」という監督へのインタビューを読んで納得した。
"今、目の前の人を救いたい、幸せにしたい"という強い気持ちと愛だけで年齢やセクシャリティー、人種は全く関係が無くなるということ。

まあでも「二人の美女に取り合いされる画を撮りたかったんかな…」とかいろいろ思って面白くなったりしたけど、やっぱり自分の中で「黒猫・白猫」がベスト級に好きだわ、と思った。