ミシェルの眼光が
鈍く光る…。
ウォルター・ヒル監督作品
「レディ・ガイ」
強きヒロインを描く作品をここの所、見ておりますが、こちらはヒロイン?で良いのですかね(笑)。まぁ、最近の強き女優と言えばミシェル・ロドリゲスですね。あの鈍く光る鋭い眼光に痺れます(笑)
しかも監督はキレのあるアクションを撮る最早御大、ウォルター・ヒル。ストリート・オブ・ファイヤーのあの疾走感は素晴らしかった…のですが…あれ…?
これは、構成が悪過ぎる。下手な小細工ですね。シガニー・ウィーバーの現在とミシェルの語りと2つのストーリーが交錯する作りが各駅停車の様にスピード感を殺してしまう。また男性を女性にすると言うアイデアは秀逸なものの、ストーリーやアクションプランが凡庸なため、ミシェルの魅力が光らない…。
ハードボイルド、バルブマガジン的な内容にしたいのはわかるのだが、効果的ではなく、マッチしてない…。
ただその中ミシェルの体の張り方が…もう、素晴らしいですよ。主演作として、気合を感じますよね。もっと良い脚本と演出を与えてあげたかったかなと…。
シガニー・ウィーバーは迫力もあるし、演技もうまいんです。でもこの構成では生きてない…。何これ…、結果見えるじゃんみたいな…。
ウォルター・ヒルにはもっとシンプルでストレートなものを撮って欲しかったかな。下手な小細工は似合わない。うーん、これはイマイチでした…(T_T)