幕のリア

キャットファイトの幕のリアのレビュー・感想・評価

キャットファイト(2016年製作の映画)
4.7
ポスターヴィジュアルにセンスが炸裂。
昨年見損ねて後悔してたところ、ようやくレンタルで一本発見。

オープニングから痺れる映像と音楽のシンクロに傑作決定。

マイノリティ要素の抽出過剰、
手加減なしのアイロニカルな視点、
ブラックユーモアと何もかも台無しにする下品なオナラ、
運命の悪戯は繰り返し、
寄り添う偶然と救済、

争いごとの馬鹿馬鹿しさよ。

三本勝負の特別試合に決着やいかに。

キャットファイトと言うよりはブルファイト。
生きていくにはヤラれるより、ヤルしかない。

〜〜

戦争の話題ばかりのコメディショー。
一通りクサした後に登場するオナラマシーンのアホらしさ。

俺たちひょうきん族テイスト。

時折流れる太田胃散のピアノの調べ。
曲名教えてください。

〜〜

ー私らが生きている社会では生命や地球は二の次、金が全て、大人がバカ
ー若者も大人もバカなら誰を頼ればいいの?赤ちゃん?
ーそう、その通り
ー冗談?本気よね
ーだって、赤ちゃんは命が始まった瞬間から生きることだけ考えてる、地球や葛と同じ、一心に成長する
ー葛は寄生植物よ
幕のリア

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