はる

サスペリアのはるのレビュー・感想・評価

サスペリア(2018年製作の映画)
4.5
この度オリジナル版への熱い想いを400字以内で書いて応募するというプレミアムオンライン試写会30名の枠に有り難い事に当選しまして一足先に観させて頂きました!
いやぁーコレは凄いモノ観ちゃいましたよ!もう軽く放心状態です!
忠実なリメイクというわけではなく、あくまでオリジナル版から着想を得て生まれた全く新しいサスペリアといった感じの方がしっくりくる作品だと思います。ダリオアルジェント版とは全く違ってコレまた良い!
監督は昨年話題となった『君の名前で僕を呼んで』のルカグァダニーノ。当然の如くとにかく画が美しい。細部までこだわり抜かれています。そして度々残酷描写が登場しますが、ちょっと他では観たことがないようなもうすっごい醜悪なのが出てきます。
オリジナル版はお世辞にも演技が見所という映画では無かったですが、本作は主演のダコタジョンソンとティルダスウィンストンの演技合戦のような作品になっています。特にティルダスウィントンの佇まいは圧倒的。一瞬で観る者の視線を釘付けにします。ちなみにオリジナル版で主人公を演じたジェシカハーパーが本作でも登場するんですがめちゃくちゃ可愛くて驚きました。調べてみたら69歳ですって!びっくり!
音楽を担当したのはRadioheadのトムヨーク。オリジナル版ではゴブリンがその素晴らしいプログレサウンドで作品を盛り上げていましたが、流石はトムヨ。ゴブリンに全く引けを取らない最高の出来でした。
オリジナル版ではバレエ名門校が舞台でしたが、本作ではコンテンポラリーダンスの舞踏団に改変されています。物凄く本格的なダンスシーンも見どころの1つだと思います。
ダリオアルジェント版を観て誰もが空想した魔女たちのもっと深い世界。それを映像化したのが本作だと思います。ですからより直接的な描写が増えています。これが本当に恐ろしい。
皆さんも映画館で悪夢のような体験しませんか?絶対に1人で観ないでくださいよ〜絶対ですよ〜!
はる

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