良くできたホラー
と、いうのが率直な感想。
ダリオ・アルジェント&ゴブリンのサスペリアこそが至高にして最高、唯一の『サスペリア』なのだという事を思い知らされる。
ちょっと設定を引っ張ってくるくらいではやはりホラーの王道を築き上げた『サスペリア』に成り代わることも出来なければ超えることもままならない。
あの色彩感覚と音楽、そして古典とも呼べるホラーの演出(今見るととても安っぽいが)は正にホラーの元祖。
原点にしてオリジナル。
そういう意味ではオリジナル版との比較のチャンスを与えてくれた本作は実は名作なのではないか、それ程に意味のある作品。
両作を鑑賞してみた上での感想をぜひ聞いてみたいものである。
懐古厨ではないし、リアタイ世代でもないので客観的に見られてると思う。
その上で、ダリオ・アルジェント版の素晴らしさを引き立てる、魅力的な映画である。
ストーリーに関しては両作とも時代背景を知らないのでよくわからない。と、言うことも前提で考えて欲しい。
クロエ様はホラー女優の最適解かな。