倫理観、恋愛観、人生観、死生観、すべてめちゃくちゃ。
どこにも共感できない。
みんな、すごく気持ち悪い。
やっぱり愛って一方通行じゃ完全な形にならないと思うのよ。
どれだけ尽くそうと、それは結局、自己満の域を越えられない。
「見えないところで頑張る」
「知らないところで罪を背負う」
これが愛?
否。愛って相思相愛になって初めて完全なものになるのであって、こんなものはどこまで行っても自己満だ。
愛って、こんなのじゃない。
「優しさ」ですらない。
ましてや、罪を罪として認めない、償わない二人の在り方は、どこまでいってもひとりよがり、ふたりよがりなのである。
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あのラストは、原作通りなのか、
監督の意志なのか?
あーやって終わらせるのってやり切った方はいいけど、残される方は余計辛いんじゃ?
ただまぁ、映画のラストとして、一周回ってこれはアリだと思う。
変にスッキリまとめるよりは、こっちの方が断然よい。