ラスト意外のストーリーの全てが前フリとなって、ラストオセロの色が全て変わるような爽快感があった。
今の時代を生きていると、どうしても小さな不満や、感情を消せずに生きてしまう。
人間関係の面倒くささや、ネガティヴな感情を全部共感で前フリとして固めておきながら、ラストで一転させる。
最初「あー、またこの手の映画か、、」と思っていたけれど、ラストまで見て良かった。
いつも思うが、なぜこういう大きな視点を忘れ、小さな視点に埋没するのかと思う。
本当は、いずれ全てが消えてしまうこの日々のすべてが尊く愛しいものなのに。
そのマクロな視点を失い、ミクロなネガティヴに悩まされる自分に愚かさを感じる。