悠

バトル・オブ・ザ・セクシーズの悠のレビュー・感想・評価

3.0
男性至上主義のブタvsモジャ脚のフェミニスト
凄いコピー(笑)
1973年の実際の男対女の試合の映画化とか。
私が生まれる前から差別があって今も残ってるのね。
だいぶ女性は自由にはなったと思うけど、
問題の解決はほど遠い、と。

白人の男性ってなんでそんなに自分達が優秀だと思ってるんだろう。
真実優秀な人は差別や他人を侮辱なんてしないから。
差別する奴らは実は劣等感の塊で生まれ持った要素そのものを優位に置かないと負けるって恐怖に駆られてるんでしょ?
自ら劣ってる事を表に出してて滑稽ですね。
それでも先人女性達の頑張りで女性は権利を得てきたので本当に有り難いです。

で、映画ですがこのSEXESってのは単純に男女差別だけでは無く、
性による支配つまりは異性愛こそ正常で同性愛は異常である事への闘争でもあるんだなって観て分かりました。
でもね、話が走り過ぎかなって!
マリリンによって心の奥の性癖が目覚めたのはわかる。
ラリーが直ぐにピンときたのもきっと夫婦生活の中で違和感を感じていたのだろう。
衣装係の2人もゲイだからセンサーが反応したのもわかる。
しかし…なんでマーガレット・コートにすぐバレた?(笑)
あれなのかな、アメリカでは男性同士、女性同士は共に不自然なの?
女友達と同室で泊まるのもアウトなの?
男女じゃないとダメなの?
日本だと、男同士だとちょっと怪しくて女同士だと何とも思わないもんね(笑)

どれも要素的に削れないし、間延びするの良くないのわかるけど、
なんか話が詰め詰めで大変だった。

テニスの試合も良かったし、これ本当に勝ったんだよね~
いや~熱いし、最初の薄ら笑いを浮かべてた男どもが青ざめてくの痛快だった。
勿論、ラリーやマーガレットの旦那さんみたいにちゃんとしてる男性もいるのわかるけど
圧倒的少数派できっと彼らも当たり前の事をしてるのに
他の男どもからバカにされたんだろうなって。本当に何様~

なんか、スッキリ解決って感じじゃ無くて
私達の戦いは始まったばかりだーーーって感じでした。
もやもやとスッキリの中間。
ビリー・ジーン達が着てたカラフルなテニスウェアは可愛かった!
悠