玉造

バトル・オブ・ザ・セクシーズの玉造のレビュー・感想・評価

3.8
女子テニス界の発展、平等に尽力した
実在の人物、ビリージーンキングの
物語。
まだまだ偏見や差別が残る中で、男女平等を勝ち取るために闘うが、先進国アメリカでも男女差別はまだ根強い。
ビリーが差別発言する男性記者に問う。
「あなたを産み育てたのは女性の母親なのに、その母親を差別するの?」と。
対戦相手のボビーもかなりの女性偏見者で、妻に愛想をつかされ離婚寸前。
俺は世界チャンピオンだったんだ!と豪語するが、「そのあなたを支えたのは女の私よ」と言われる。
男性は何かと自分一人で築き上げた錯覚をするが、一人では何も出来なかったはずだ。すべては男女なんて関係ない。
お互いを支え合う人間同士なのだ。
玉造

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