TAKEZOH

バトル・オブ・ザ・セクシーズのTAKEZOHのレビュー・感想・評価

3.5
闘う男と女はそれだけで美しい!!
1973年に行われたテニスの男女対抗試合の実話であり、女子テニス界の向上のために主張し行動をおこすビリー·ジーン·キングと過去の栄光を捨て妻の願いと現実に折り合いをつけているようでくすぶっているボビー·リッグスの対比と、テニスしかしてないという強みとテニスしか知らないという弱みを持つビリー·ジーン、あの手この手で相手のペースを乱し自分のペースにするボビーだが彼女彼が互いにしがらみをなくし戦う姿は次第に男女という壁がなくなっていき、
そして試合を終えたボビーは全ての荷を降ろすことができたような安堵感に包まれ、
ビリー·ジーンにとってはラストの彼女との距離感と涙が、これからが彼女本来の戦いの始まりかのようにみえたのが印象的だった。
それにしてもラ·ラ·ランドで現実を選んだエマ·ストーンが実話のこの作品に主演したのに対し、同じ時期にライアン·ゴズリングがSFで幻想に囚われるブレードランナー2049に主演し公開されたのは、何ともいえない廻り合わせである!?
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