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テオレマのnatsumiのレビュー・感想・評価

テオレマ(1968年製作の映画)
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あるイタリアの資本家階級の家にどっから来たかもわからないある男が突然訪問し、メイド、息子、娘、母親、父親と家族全員を虜にしたあと突然去る。皆が男の不在に打ちのめされ、その空虚を紛らわすかのように大きなお屋敷から飛び出し、それぞれ男によって解放された欲望に従った生活を送りはじめる。唯一労働階級者だったメイドは聖人になる。と解釈したけど合ってるかは定か。ちょっと幸福なラザロとか聖なる鹿殺しっぽい。男が息子に見せる画集のチョイスがフランシス・ベーコンってのも良い。いまだに意味わからんけど神秘的で面白い。
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