村上パルキ

孤独なふりした世界での村上パルキのレビュー・感想・評価

孤独なふりした世界で(2018年製作の映画)
3.6
前半の雰囲気はいい。

人類がいなくなったディストピア。
小人症の主人公の男と若い女性。
二人だけの世界。
美しく描かれている。

魚を釣って食べる。
図書館の食堂でワインを飲む。
死体を片付ける。

暮らしのひとつひとつ。
美しく描かれている。


孤独な主人公の男の不器用さ。
女性に対しては我関せずの態度。
でも実は人肌恋しい?

一方の女性も…
決して器用な感じでは無い。
そして何かを抱えている…

そんな二人のラブストーリーを勝手に期待して、ワクワク感あった。
( 実際は二人の恋愛感情の明確な描写はあまりなかったが…)


しかし、後半は一転して尻すぼみ。
ストーリーが薄い。

女性の両親?登場したあたりから。
なんかつまんな〜い。

おそらく、孤独よりも人間関係の方がよっぽど恐ろしいというテーゼを描いているんだろうけど…

如何せん設定が薄っぺらい。
一部を除いては盛り上がりなく…
あっさりしすぎ。
で、いつのまにか終わっている…

ということで、前半のワクワク感に比較して、後半は尻すぼみで残念感がハンパない作品だった。

それでも美しい世界観は個人的には高評価!

約5ヶ月ぶりに Netflix 復帰。 u-next は一時休止。
ということでしばらくNetflixさん、
お世話になります!
村上パルキ

村上パルキ