このレビューはネタバレを含みます
2016年公開のオリオル・パウロ監督作品。出演はマリオ・カサス、アナ・ワヘネル、ホセ・コロナド、バルバラ・レニー、フランセスク・オレーリャ、パコ・トウス。密室殺人の容疑者とその弁護人が「悪魔の証明」(=存在しない事実の証明)を成し遂げて無罪を勝ち取ろうとする姿を描いたスペイン製作のサスペンス。
前知識なしで観た方が良い容疑者が語る真実と指摘する弁護士の会話劇である。印象操作の連続で話が二転三転する。時間を気にしていたのは本物が来るカウントダウンだったという落ちは見事だった。ただ、犯人が犯罪を重ね過ぎて、嘘を並び立てるので分かり辛いのが難点だ。