タコ社長

きみの鳥はうたえるのタコ社長のレビュー・感想・評価

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)
4.3
繋がることは目に見えない。
言葉にはできるけど、見えない。
刹那の肉体的なそれすら曖昧なもの。
でも、身体と心の深いところで理解したりはする。理解というか感じるというか。ソウルメイト。
そういうものたちが言葉を通さずに3人の間をたゆたう様が美しい。
函館の街も楽しく美しく淋しい。
同時にこれは函館だけの物語ではない。
全ての地方都市で生きてきた人たちに通じるドラマ。
孤独を発露させた僕とそれを聞いた佐知子の表情は現代の『乱れる』だと思った。
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