想像してみて下さい。
あなたの家がある日知らない人たちの溜まり場になっていくのを…
全く知らない人が家に上がり込んで来て
全く知らない嫁らしき人も連れてきて自分の部屋で勝手にイチャイチャし出し
全く知らないその人たちの息子らしき人たちが自分の家に勝手に入ってきて勝手にケンカし始めて殺し始めて
更に知らない人たちがパーティし始めてキッチン壊されて
勝手に知らない人が自分の家の中で宗教をし始め信者まで集め
何故か自分の家で暴動が起き死者が出て
突然家に入って来た兵士に自分の家の中で「衛生兵ーー!!」という自分の家の中で生涯絶対聴くことがない言葉を叫ばれ
そして自分の家が何故かスラム街になる事を…
いや…なんだこの映画??
終始、えっ?なんなの?えっ?何やってんの??ちょっとやめてよ何すんの??
というジェニファー・ローレンス目線で見ていました。
どうやら聖書の物語を再現しているようで…聖書に疎い自分からしたら全く理解出来ませんでした。
解説を見てようやく理解できました。
あの屋敷自体がこの世そのものなんですね。
これキャストが絶妙でジェニファー・ローレンスしか出来ない「えっ?何?何?何やってんの?」感のあの表情の数々
旦那役のハビエル・バルデムの器がめちゃくちゃデカそうでめちゃくちゃ友達いそうだけどめちゃくちゃ無神経そう感が凄いので確かにこの人だったらやりそう的な説得力が段違いに凄い。
終盤辺りのジェニファー・ローレンスを見つめるあの顔。ありゃなんだあの顔。
ハビエル・バルデムよくあんな顔できるな。
これコントかと思うほどぶっ飛んだ映画なので好き嫌い分かれる映画になってます。
聖書を知っていれば楽しめるのかもしれないですね。
それにしても見てて思ったのは、子供が言う事を聞かないのはある程度我慢出来るんですけど大人が言う事を聞かないのってめちゃくちゃ怖いな…