セガール幹事長代理

ハウス・ジャック・ビルトのセガール幹事長代理のレビュー・感想・評価

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)
3.0
建築士になりたい変態のおっさんが人を殺しまくる話。

個人的に地下の核シェルターを造ってるのでDIYの参考になればと思い鑑賞しました。

スーツの似合うダンディなおっさんが芸術を語りながら人を殺す、なんてなかなか画になりそうなのでワクワクして鑑賞したんですが、潔癖の設定なのに死体保管室でメシ食うし、そもそも姉歯より設計に欠陥あるし、挙句の果てには女に「いいおっぱいをしてるね(原文)」とスナックの酔っ払ったおっさんと寸分違わないこと言い出し噛み締めるように感触を楽しんでたので、えげつない親近感に襲われました。

同監督の「ニンフォマニアック」「メランコリア」を観たけど、高尚ぶった人間が纏う薄っぺらい神秘性を僅かな言動で地に叩き落とさせることに関しては天才だと思います。

財布の買い替えを考えてる人におすすめ。