告知で観た印象ではとにかく強くカッコイイ女性がバッタバッタと悪者をなぎ倒していくようなシンプルな映画だったが、アクションばかりではなくストーリーがしっかりあってよく練られたスパイ映画だったのでちょっと驚き。
セロン姐さんの大暴れが観たくて観たのでそれに関しては満足です。長回しアクションシーンも「どうやって撮ったんだろう」と興奮しながら観てましたが、あとで調べるとどうも似非長回しだったらしいですが楽しめたのでOKです。残念なのは一番派手なアクションは告知で出てしまっているということ。映画館に呼び込んでしまえば宣伝マンの仕事はOKなんだろうけど、作品としてはやはり損にしかならないなぁ。だがしかし!告知ではほとんどでてこないパーシヴァルことマカヴォイがMI6ベルリン支部のチャラいお頭を演じているのが観られるのでやはり実際に観ないと楽しめない部分もあります。上記の長回しもしかり。
ちゃんとしたスパイモノなので人物の思惑などが入り組んでいて全部が全部額面通り受け取ってしまってはいけない物語なので注意深さも必要で、なかなかの出来になっていると思います。何より、セロン姐さんとマカヴォイの力がしっかり発揮されているのがいいです。
次回作も可能だと思うので是非とも観てみたいです。