ことのは

96時間のことのはのレビュー・感想・評価

96時間(2008年製作の映画)
4.5
【父の愛が、パリの街を暴走する。】

娘を誘拐された元特殊工作員の父親が、パリで大暴れするお話。

あまりに何回も観ていて、レンタル屋さんで中古Blu-rayが安く売っていたので購入して久しぶりに観たけど、やっぱりこの映画ツボだなぁ。

娘を救うために容赦なく躊躇わず、そう、この躊躇わない迷いのないアクションが観ていて爽快過ぎる。敵味方問わず、有無言う間もなく急所を殴る蹴るそして撃つ。

初めて映画館で観た時、リーアム・ニーソンの大暴れにハマって、1人で吹き出してしまったのを思い出す。
敵に捕まってパイプに縛られて、パイプの金具が取れて反撃‼︎
ご都合主義も気にならないくらい爽快笑

この後、当たったのに気を良くしてか2弾・3弾と作られるが、娘を救うという大義がなくなり、いまひとつなシリーズになってしまうのが惜しい。
この第1作目は、インテリジェンスなイメージだったリーアム・ニーソンが大暴れするという、アイデア勝ちな部分が大きい。

この映画観れば観るほど良く出来てるなぁと感心するのが、中盤以降の娘救出を生かすために、前半の親子関係や父親のスキルの高さを示す片鱗を上手くほのめかしていて、映画のスイッチが入る、リーアム・ニーソンが誘拐犯と電話で対峙する場面も違和感なくスッと落ちてくる。

多分10回は観てるな笑
この先も何回も観るんだろうなぁ笑

昨日観た『スモールワールド』と2作品連続人身売買モノという笑
ことのは

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