ガーコ

空飛ぶタイヤのガーコのレビュー・感想・評価

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)
4.0
やっぱり正義は勝つ!

最後には絶対不正は暴かれると分かっているからこそ、安心して観ていられる(笑)

トラックのタイヤの脱輪の事故で、人1人の命を失ってしまった赤松運送。
脱輪の原因は、自社の整備不良だとばかり思っていましたが、捜査を開始すると全く問題なし…⁉︎

これはいったいどういうことなのかと、調べていくとトラック製造会社のホープ自動車に不正行為がある事が分かってくる…。

今回の事故は偶然なのか?
それとも必然だったのか?

なんて言ったって、赤松運送の赤松社長の男気が素晴らしい!
部下を守る為に、独自に調査を進める姿は社長の鏡です!
その社長の役を長瀬さんが演じているから、なんだか余計に義理と人情の絆の強さわ感じてしまいます
(*´∇`*)

事故の原因をここまで徹底して暴けるのも、部下の丁寧な仕事の賜物。
部下は絶対ミスをしていないという証拠と信頼があったからこそ、地道な努力による訴えが続けられたのだと思います。

ただ、この話、真相が暴かれたところで終わってしまった感じがしたのが残念…。
半沢直樹のように、徹底的に相手を訴えて追い詰める感じではなく、その先は司法にお任せするという感じ。
現実的ではあったけど、せっかくの映画だったので、ドラマティックな終わり方が良かったかな…。


また、豪華キャストの割には、その使い方が結構もったいなかったのが残念。
高橋一生さんや、佐々木蔵之介さん、深田恭子さんなどなど、主役にしてもおかしくないメンツがすごく脇役だったので、もう少し見所があると面白かったかも
(๑・̑◡・̑๑)

まあ、なんだかんだいっても、池井戸潤さんの作品だから安心して観ていられる映画でした。
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