なぜなにか

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男のなぜなにかのレビュー・感想・評価

3.3
ぼちぼち楽しめました。
概ね1月程度の期間のチャーチルを描いている。伝記物だが、フィクションも多分に含まれていると思われる。
戦時中の指導者は、ヒーローのように描かれることが多い。しかし、この作品はチャーチルを弱点も多く持つ人間味溢れる人物として描いた。
そうであるならば、この作品のチャーチルを好きになりそうなものだが、わたしは作中ずっとチャーチルを好きにはなれなかった。
作中でも語られていた通り、チャーチルがただの夢想家の酔っぱらいのパッパラパーにしか思えなかったからだ。
とはいえ、映画としてはうまくできていると思った。
コミカルなタイプの音が物語のリズムを作っていて、暗いトーンの多い本作を軽くしてくれている。
演説の見せ方、カメラワークも優れていたと思う。
最後に英国王かっけー。
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