VarietyElement

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男のVarietyElementのレビュー・感想・評価

3.9
"国家主権"の尊さ。
また、"政治家"は国民の意思の"代弁者"であり首相という"リーダー"は犠牲を伴う判断を取らざるおえない時に大義のために"決断を下し責任を取る"事ができる人間のことだと思う。

ドイツのヨーロッパ侵攻が勢いを増し、劣勢な戦況で誰もやりたがらない戦時内閣の首相になったチャーチルは火中の栗を拾ったも同然だが周りの大臣たちが和平交渉を勧める中、安易な和平交渉をせず国の"主権"の尊さを知っていた。イギリス国王もその尊さに賛同し国が一丸となって徹底抗戦するくだりは何か熱いものが芽生える。

リーダーとは何か、国・郷土とは?、一人ひとりの生き方などを考えさせられる。

※クリストファーノーランの「ダンケルク」を観た後だったのでダンケルクでの救出劇はカレー港で敵軍を引きつけた犠牲によって成功した部分もあったことをこの作品で知った。観てない方はセットで観るのもいいかも知れない。
VarietyElement

VarietyElement