れもん

孤狼の血のれもんのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
4.5
役所広司が日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、松坂桃李が日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した話題作。

役所広司は、『渇き。』を彷彿とさせる豪快でアウトローな刑事・大上章吾を怪演。
松坂桃李は、生真面目で内偵捜査対象として大上を監視する刑事・日岡秀一を熱演。
役所広司は貫禄の演技、松坂桃李は新境地開拓の演技だった。
日岡が豚小屋で暴力を振るうシーンの演技は、松坂桃李の「イケメン俳優」的なパブリックイメージからはかけ離れた演技だったと思う。

他のキャストもなかなか豪華。
個人的に、大好きな中村倫也が鉄砲玉として活躍(?)していて嬉しかったし、懐かしのさいねい龍二が出演していたのも嬉しかった。
今は載寧龍二から名義が変わって広島のローカルタレントとして活躍しているらしい。
また、江口洋介は作品中でも「男前」と言われていたけど大人の色気を感じてかっこよかった。

この作品の男たちはみんな良い意味で皮脂の臭いがしそうな男ばかりだったが、原作者が女性なのが意外だった。
グロもエロも下ネタもなんでもありで「うーん」と思うシーンもあったけど、なかなか楽しめる作品だったと思う。

↓『孤狼の血 LEVEL2』
https://filmarks.com/movies/79665/reviews/121484392

【2019.05.25.鑑賞】
【2019.05.26.レビュー投稿】
【2021.10.17.レビュー最終編集】
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