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人生はシネマティック!のtottsunのレビュー・感想・評価

人生はシネマティック!(2016年製作の映画)
3.9
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「人生はシネマティック!」
第2次世界大戦中のロンドン。コピーライターの秘書として働くカトリン(ジェマ・アータートン)の書いたコピーが評価され、映画の脚本陣に加わることになる。テーマは、ダンケルクの戦いでナチスドイツ軍から兵士を救った双子の姉妹の感動秘話。ところが、ベテラン俳優のわがままや政府と軍部の検閲などのトラブルが発生し、そのたびに脚本を書き直すことになる。
BBCのドラマ版の「テス」を鑑賞した際に他にどんな作品で演じてるのか気になって検索したところ…公開時気になっていたこちらの作品の主人公を演じていると知り鑑賞。
戦争が絡むっていうだけで躊躇したけど…映画館で観てたら私倒れてたかも。
何度か戦争の悲惨さを映すシーンがあって一人で鑑賞してたけど
片目を瞑って薄目にした部分もありました。止めずに無事鑑賞できてよかった。
主演はたしかにジェマ・アータートン演じるカトリンですが個人的にはビル・ナイ演じるベテラン俳優のアンブローズ・ヒリアードがとても良い味出していてニヤニヤしてしまった。
ちょっと上から目線なところも、得意げに演技指導するところも、友人の安否を確認しに行く際に見せる切なさも…時には彼らしいひょうきんさを取り入れて演じられているのをたくさん見ることができて嬉しくなりました。
戦争という悲劇が日常に潜んでいた時代だからこその苦しさや悲しみ。その上に咲く花のような一瞬のときめきや
喜び。多くのレビュワーさんが触れていますが名言がいくつもあって私もセリフ集のようなものを読んでみたくなりました。
仕事にかける情熱、命と時間というかけがえのないものだからこその想い。
私的には☆☆☆.9かな。
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