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ルージュの手紙のkabcatのレビュー・感想・評価

ルージュの手紙(2017年製作の映画)
3.6
父を捨てたうえ、これまで音沙汰のなかったひどい女に突然頼られる娘。おまけに女は不治の病にかかっており、最初突っぱねてた娘がだんだん心折れて・・なんてよくあるパターンの話なのだが、二大女優の魅力的な演技により、好感の持てる仕上がりになっている。ドヌーヴはこういう自由気ままに生きる役がとても似合っていて、パリのハデハデなおばちゃんスタイルでも気品が漂っている。それに対してカトリーヌ・フロは地味な存在に徹しており、そのコントラストがいい。
ただ、邦題はダメですね。あくまで主役はカトリーヌ・フロなんだし、印象的な出産シーンも数々あるし、原題どおり「助産婦」でいいのにね〜
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