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はじまりのボーイミーツガールのodyssのレビュー・感想・評価

2.0
【基本ができていない】

フランス映画。
チェロが得意で音楽院進学を希望する少女が、眼疾で失明の危機に立たされ、学校の同じクラスの男の子と近づきになって・・・という筋書きです。

どうも、この辺の動機付けがあんまり説得的とは思えませんでした。
また、学校内での出来事もご都合主義的なら、頑固だった少女の父親が最後にころっと変わるのも「おいおい」で、要するに脚本がイマイチと言うしかないのです。

加えて、ヒロインの女の子があんまり可愛くない。作品サイトによると、チェロではないけどヴァイオリンで音楽院に入った才能ある少女のようですけど、いくら音楽の才能があっても映画映えするかどうかはまた別の話。ヒロインに外見的な魅力がない映画は、それだけですでに評価を下げているようなもの。

というわけで、脚本的にも映像的にも残念な出来に終わったと言うしかありません。監督は(本来は俳優でこれが監督としては第3作目のようですが)映画の基本から勉強し直してもらいたいものです。
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