はじまりのボーイミーツガールの作品情報・感想・評価

はじまりのボーイミーツガール2016年製作の映画)

Le coeur en braille/Heartstrings

上映日:2017年12月16日

製作国:

上映時間:89分

3.7

あらすじ

ヴィクトールは、母の死から立ち直れない父親に悩む12歳。 クラスの優等生マリーに恋をしているが、秀才のロマンからのアプローチもはねつけるマリーに、落ちこぼれのヴィクトールは遠くから見つめるだけだった。ところが、そんなマリーがヴィクトールに急接近!「勉強を手伝ってあげる」と家に招待してきた! 親友のアイカムから「どん底のお前に最後のチャンスだ」と煽られたヴィクトールは、「女は信用できない」と平…

ヴィクトールは、母の死から立ち直れない父親に悩む12歳。 クラスの優等生マリーに恋をしているが、秀才のロマンからのアプローチもはねつけるマリーに、落ちこぼれのヴィクトールは遠くから見つめるだけだった。ところが、そんなマリーがヴィクトールに急接近!「勉強を手伝ってあげる」と家に招待してきた! 親友のアイカムから「どん底のお前に最後のチャンスだ」と煽られたヴィクトールは、「女は信用できない」と平静を装いつつも、ウキウキと出かけていく。マリーの指導のおかげで徐々に成績があがってきたある日、マリーからプロのチェロ奏者になる夢を打ち明けられる。そして、初めて手を繋いで下校したヴィクトールは、別れ際に頬にキスされ舞い上がるのだった。 だが、マリーには、誰も知らない秘密があった。だんだんと視力が落ちる病気にかかったマリーは、音楽学校に行くためそのことをひた隠しにしていたのだ。秘密を守るため、マリーには“目”が必要だった。それに気づいたヴィクトールは、利用されていたことにショックを受けるが、マリーの情熱に動かされ、彼女の夢を叶えることを決意する。 その日から2人の秘密の作戦が始まった──!

「はじまりのボーイミーツガール」に投稿された感想・評価

【少年時代】

まずこの邦題とフライヤーを見た限りでは「青春期よりもさらに前の少年期の甘酸っぱい初恋もの」を想像していました。

『女の子ってなんで嘘をつくの?』

特に小学生の頃って男の子よりも女の子の方が心身共に成長が早いですから、男の子はとにかく振り回される側ですよね。僕にもそんな思い出がありますよ(微笑)。

クラスでも成績優秀でお嬢様のマリーはとにかく憧れの的。ヴィクトールも彼女に好意を寄せるも、遠くから眺めることしかできなかった。なにせクラス一番秀才のロマン(エマ・ワトソンそっくりな男の子!)がアプローチしても軽くあしらわれちゃうくらい。テストで0点とっちゃうようなヴィクトールが彼女に近づけるわけなんてないよね~。
しかし、ある日なんとマリーから「勉強教えてあげよっか?」と逆アプローチ。「な、なんでだよ!?」強がるヴィクトール。
ここら辺の描き方がなんか良かったな~。初々しいというか「あぁ子供の頃ってこうだったよな・・・」って心の奥の方がくすぐられるような感覚。
男の子って、女の子からの不意打ちにとにかく弱いんですよね。
席が隣になっただけでも「もう席替えはいらない」って本気で神様にお願いしたり、教科書忘れて見せてもらった時の微妙な距離とか、好きな子のランドセルが開いた瞬間に「フワッと」香る「香り玉」の優しい香りとか(40代くらいの方ならわかる香り玉)。
日曜日、何の用事もないのに友達の家に行く道をちょっと遠回りして好きなこの家の前を自転車で通って見たり・・・。
「青春時代」ではないんです。テクニックの「テ」の字も持ち合わせていない「少年時代」なんです。だからこそ初恋ってキラキラ輝いた思い出になるんだろうなと思います。

ただね、この映画の核になる部分はもう一つあって、それがコピーにもあった「嘘」なんですね。

先日偶然にも「5%の奇跡」という似たようなテーマを扱った映画を観ました。主人公が先天的な目の病気から視力を失っていくというものです。
5%の奇跡という作品では、主人公サリア(通称サリー)が様々な困難にも負けずに夢に向かって突き進むというストーリーでしたが、今作も同じように一流のチェリストを目指して頑張るマリーの健気な姿が印象的でした。
そしてどちらにも共通して言えるのが「病の事を他人に打ち明けられずに悩む」という姿でした。
「5%の~」では物語自体がアップテンポというか明るいタッチで描かれていたのに対し、今作では初恋と病というとてもデリケートな壁にぶつかったマリーやヴィクトールのもどかしさが何とも言えない切ない感じで描かれます。
きっと、こっちの方がリアルなんだろうなって思います。やっぱり子供って無邪気な分残酷な一面も持っているから、相手の心まで考えずに傷つけてしまうことも多いし、きっと告白することは相当勇気のいることだろうなって。経験のない分、それを受け入れてもらえるかもわからないし。

でも、ヴィクトールは立派でした。やり方は少々強引だったけど、懸命にマリーを支えようと出来る限りのことをしてあげました。

最後、紆余曲折を経て音楽学校の試験に何とか間に合いますが、彼女の視力はほぼ限界に達しています。
試験のステージに立つマリー。そして一生懸命演奏するマリーをみつめるお父さん、お母さん、そしてヴィクトール・・・。
しかし彼女にはもう彼らの表情すら見えていませんでした。でも最高の演奏をする彼女の顔には最高の笑顔が弾けます。

マリーのお父さんは何とか目の治療を受けさせるために音楽学校ではなく入院を最優先させようとしますが、彼女やお母さん、ヴィクトールの熱意に負け彼女を試験会場まで送り届けます。
きっと「わからずや!」って皆さん思うかもしれません。実際僕もそう思ってました。だけど、娘が全盲になるかもしれない。だけどまだそれを防ぐ方法が残っているって思ったら、僕はこのお父さんを責められるだろうか。

あとヴィクトールのお父さん。いいね、カッコいいですよ。亡くなったお母さんのことをいつまでも引きずる寂しい男みたいに描かれていましたが、ヴィクトールの変化を見て自分も変わらなきゃって気が付くところが「いいお父さん」でした。最後、ヴィクトールが起こした事件の際も、決してお父さんはヴィクトールを責めませんでした。
それが嬉しかった。心の中で「お父さん、ヴィクトールを褒めてやって」と願っていたから。

ちょっぴり甘酸っぱくて、それでいてそれぞれの心の成長を穏やかな映像で描いた今作は飛びぬけた傑作ではないかもしれませんが、心に残る一作でした。
シン

シンの感想・評価

3.8
これはバッドエンドでありながら、ハッピーエンドな映画だと思う。あなたにとって大切なものはどっちですか?って監督に問われたような感覚です。
観るまでフランス映画って知らなくて、うわまたタラタラしたの観るのかよって思ったら、そんなことなかった。

泣けた。。。
しおり

しおりの感想・評価

3.5
これからすきな人の前では髪の毛逆立ててスペイン語で話し始めよう
Norika

Norikaの感想・評価

3.7
ほんとーーーーにかわいかった!!!
雨の中、薬を取りに走るシーンはではもう涙が出そうだった。想像の何倍も良かったです。オーディションのシーンは、「エール」と重なるところがあった。最後の女の子の笑顔だけでも、映画館のビックスクリーンで観る価値のあるものだった!!

“嘘のない愛は愛じゃない”
hono

honoの感想・評価

3.5
すごく優等生な映画でした!

一寸の狂いもない青春映画、良い意味でも、反対の意味でも。

だがしかしこの映画の良いところは邦題ほどポップな内容ではないところ。

少年少女たちの美しさには、ため息をつくしかありません、な。
Aki

Akiの感想・評価

3.7
鑑賞しました。とても可愛い少年少女のラブストーリーの映画です、テンポも良く終わり方も良かったです。子供なのに鋭い所をつくなと思った台詞もあったな。
個人的にラストがとても好きです、最初のブランコのシーンも良いのですがラストが好きです。フランス版、小さな恋のメロディですね。幼いながらマリーの音楽家としての意識も本当に良かったです=ラスト
一度しかない人生。
たとえ失敗したとしても、夢に向かって進みたい。
A

Aの感想・評価

4.0
"大事なことは諦めちゃいけない"

かすかでも、君がいるだけで強くなれる
恋って素敵だなって思ったし、子供の意思を尊重することが大事

自分のエゴをおしつけると子供ははんこうするだけである ということを学んだ
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