このレビューはネタバレを含みます
主人公の努力は凄い。障害なんてなんのその。短所は長所で補えばいいよね。人柄も最初はすごい好感が持てて、素直に「頑張れ!」という気持ちになれて、めちゃくちゃ良かった。
故に、ラストの展開は…。盛り上がりを無理やり作るために、急に主人公の性格を変えてしまったような気がして、少し残念な感じはした。
あと、少し気になったのは、最終的にはホテルで働かないんだ、ということ。あんなに苦労したのに、親友とお店をやるという着地点がちょっと意外だった。まあ実話を元にしてるというし、別にいいんだけど。
ただ、ちょっと調べたら原作者である本人は15年くらいはホテルで働いていたとのこと。こうなると、そこを変える必要はあったのかしらって思っちゃう。
とはいえ、気になるところはあったけど、全体的にはよくできたお話で、主軸が分かりやすいから、頭をあまり働かせなくても面白い映画でした。