さやか

ソウルメイト/七月と安生のさやかのネタバレレビュー・内容・結末

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

あなたの中に、私の影を見た。いや、「託した」のかもしれない。心のどこかに押し込めた願望を、あの子が実現していく。私にはない感覚、行動、得た暮らしと愛。その姿が憎らしくて、自分が惨めで、嫌悪感が募る。あの子が、全てだった。どちらかが手を引き、どちらかが背中を押す。2人でいることが大切だったのに。「行かないで」「一緒に来て」。飲み込んだ言葉が、こだまする。うまくない演技で塗り固めた世界でさいごまで護りたかったのは、あの子の自由。
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