さやかさんの映画レビュー・感想・評価

さやか

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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ただ生きたかった、仲間と。望んだものはきっと同じ。選んだ手段が、相反しただけ。それぞれの信念が強く真っ直ぐがゆえ譲れず、決して埋められない溝に。共存か排他か、決して答えは出ない。見つけてくれた優しい瞳>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

どれほど大層な正義を謳おうが、剣は剣でしかない。その鋭い切っ先は必ず傷をつくる。意図して、意図せずして。知らずに切りつけた相手を、その傷の深さを、どう知るというのか。奮い立ったその瞳は、怒りや悲しみに>>続きを読む

浅田家!(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

写真は拠り所だ。自分を形作った人や時間が確かに存在した証。あの笑顔も、涙も、思いも、いつしか記憶の底に閉じ込めてしまう。それほど「今」は忙しない。でもこの瞬間を支えているのは「過去」。フレームにおさめ>>続きを読む

横道世之介(2013年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

どこか信じられないな。まだ、どこかで笑っている気がして仕方ない。だから、私も思い出す度につられて。響く水の音とここだけの話、公園の生温い風と少し青い味、2人でつけた白い足跡。子供を卒業して、大人を背負>>続きを読む

Mishimasaiko(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

陶器のような肌が小さく震える度、心が揺れる。大切に、丁寧に、それは華ひらく。待ち焦がれた瞬間。「君のためなら、僕は何だって…」。想いを窘めるように、確かめるように、繰り返される願い。それでも愛おしさは>>続きを読む

真夜中モラトリアム(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

どれだけ一緒にいたって、認めたくない苦さがある。どれだけ時が経ったって、拭いきれない想いがある。その答えがほしくて、わずかでも真意に触れたくて、がむしゃらに手を伸ばした。でも、求めた声はそこにはない。>>続きを読む

宮田バスターズ(株)(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

安心すると忘れてしまう。どれだけの想いが、今を支えているのか。こんな悔しさを、悲しさを二度と味わいたくなくて。必死に駆け抜けた先に待っていたのは、虚無だった。「誰でも」なんて、何も知らないから言えるん>>続きを読む

公衆電話(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

本当は何と言いたかったんだろう。互いにいつも言葉が足りない。いや、それでも伝わる気持ちがあるから、これまでも、今も、それでいい。懐かしい姿と歩幅を合わせて気がついた。時間は確かに重なって、少しだけ知ら>>続きを読む

モノ憂に(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「ほら、まただ」。小さな怒りと失望が心の中で育つ。わずかながらの復讐さえ、きっとアイツには届かない。かえって私が後ろめたくなるだけ。棘はどんどん大きくなって、とうとう二人を貫いた。苛立ちと後悔に沈んで>>続きを読む

稲村ガ崎お散歩ツアー(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

何かが始まれば、付きまとうは終わりの影。変わらず続けていくことは、決して簡単じゃない。同じ道を歩き、同じ景色を見ていたはずなのに、少しずつ歩幅も視点もズレていく。いつの間にこんなに遠く、別々の方向に?>>続きを読む

光をとめる(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

息することを忘れるくらい、夢中で描いた世界があった。ペンが進むほどに、高まる幸せ。「この続きをいつか二人で」。ささやかな願いだったのに、それはあっけなくこぼれ落ちた。大好きなドーナツを頬張っても、心は>>続きを読む

Vtuber渚(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

違う自分になりたくて、愛されたくて、私は“誰か”を装備する。無理しているように見える?だって実際そうだから。でも、そのがむしゃらな姿を笑って受け止めてくれる人がいた。そのままでいいと認めてもらえて、初>>続きを読む

一生で一番長い九分(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

誰かに言うのは簡単だ。辛辣な批判も、「あなたならできる」の応援も。他人にと同じように、自分にも言えたら。何度もがいても越えられなくて、それでも構うことなく迫ってくる壁に潰されそうになる瞬間、たまらず喉>>続きを読む

なめとこ山(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

これまた、因果。広がる血溜まりに、どれほど仕方ないと詫びても、奪ったことに変わりはない。その身にどんな暮らしや家族があったかなんて、知らずに取り上げた。分かり合えたのは、約束を交わしたひと時だけ。月日>>続きを読む

十月の物語(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

知らない土地。だからこそ、いつもと違う自分になれる。吐露できる甘えがある。想いを叶える場所を一緒に見たからって、これはきっとまだ恋を為さない。去った彼女は元の暮らしに戻り、見送った彼には思い出が影を落>>続きを読む

そんな別れ。(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

偶然の掛け違いで、図らずも開いた穴にぴったり合ってしまった。繕って飲み込もうとした思いが、声になって溢れる。後悔ばかりではない。でも、後悔しないわけじゃない。日常に溶け込むようにして唐突にやってきた別>>続きを読む

(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

優しい手。眼差し。ふとした瞬間に思い出してしまうくらい、すでに心は向いていた。他愛ない会話。寄り添える距離。欲しかったものは、芽生えた想いは皆と同じなのに、どうして「違う」のだろう。行き着く先は分かっ>>続きを読む

Sister(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

僕はずっと見ていた。だから涙にも気付ける。それなのに、僕のことは見てくれない。寂しさも苦しさも知らないんだ。「泣いている時に思い出してもらいたくて」。本当は笑顔のそばにもいられれば。叶えられないもどか>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

指が、腕が、滴伝う髪が、水面の返した光を受けて眩しく映る。一瞬たりとも逃したくない。終わりが来ることを知っているから。足先が触れる音、重なる服の感触、柔らかい温もり、優しい声。これから先、こんな思いは>>続きを読む

猫、かえる Cat’s Home(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

つらくなかったわけじゃない。噛み砕いて、理由をつけて、そ知らぬフリをして。再び近づいた先に思い知る。慣れた温もり。とびきり楽しかったあの日の雪。でももう戻れないから。ちゃんと決めたから。奥底にしまって>>続きを読む

アカリとマキコ(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

私だけは、何があっても分かりたい。支えたい。でも「自分だけ」と思っているのは、まさに自分だけで。勝手に無理だと決め付けて到底できずに諦めたことに、彼女は踏み出そうとしている。本当は羨ましくて、戻るも進>>続きを読む

卯の花腐し(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

二人でいることは、彼女たちにとってきっと同等に大切だった。それでも全うしなきゃいけないことがあって、だからこそさいごの一瞬まで「楽しく過ごしたい」と、「少しでも長く続くように」と、それぞれ願った。

サウンド・リザバー(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

大事な言葉を、ずっと自分の中に留められたら。それだけ聞くと、素敵かもしれない。でももし、「内に届く」まで時間がかかるとしたら。ゆっくりと浮かび上がってくる言葉が心を震わす驚きと喜び。その時間は確かにか>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

世界は、背中を押す言葉やメロディーに溢れている。気づくきっかけは何だっていい。掬い上げて、つなげて、1つになった瞬間、目に映る景色は輝きを放つ。夢に向かう道。どれだけ蛇行してても、誰かが残した足跡の上>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「行かないで。その場所を知らない僕は、君のもとへ帰れない」。目も口元も見えず、表情も声色もわからない。それなのに、彼の思いがなだれ込んでくるよう。命を失い、時が止まり、自分でいるための拠り所はただ1つ>>続きを読む

のびた関係(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

離れていても、共有できることがある。思い出して、戻れる懐かしい時間がある。互いにラーメンをすする音。少しずつ昔みたいに話せるノリ。そうして近付けたから、でも直接じゃないから触れられる秘密へ。その先で知>>続きを読む

ハカイ団の野望 悲劇!オンライン会議の結末(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

悪も、一番大切なのは自分と仲間の命。最後にさらりと心をさらっていく展開に、思わず頷く。作品に込めたメッセージとともに、関わった方々の「始まりから終わりまで、ずっと楽しんで仕上げた」空気感に、ふふっと口>>続きを読む

トマトは大嫌い(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

丁寧な説明、優しい言葉。でも淡白な距離ばかり。苦しくてつい人を求めてしまう時、本当に欲しているのはそれじゃない。心を占めたのは、自分の「嫌い」に怖じけず目を向けてくれる、厳しい温もり。このささやかなト>>続きを読む

MELT(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

心の底ではきっと分かっている。自分のそばには何があって、何がないか。だから、ないものには強く惹かれるし、あるものはひたすら疎ましく感じてしまう。その2つが同じものと悟ったとき、救われるのか、絶望するの>>続きを読む

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

まるでずっと絵画の中にいるみたい。それでいて、わずかな瞳の動きや細やかな仕草、質感が分かるような環境音が心を揺する。そうして引き込まれた世界で、ひたむきに信じた道を踏み進める女の子から目が離せなくなっ>>続きを読む

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

一人は苦しい。でも、仲間を知った一人は、強い。絵本の世界ながら飛び抜けた奇跡は起こらないけど、みんなのささやかな優しさが降り積もって、最後までじんわりあたたか。派手に立ち回ることも、感情が渦巻いて大き>>続きを読む

カツベン!(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

たとえ望んだことでなくても、自分の行いには必ず落とし前を。でも、手から何度すり抜けても夢にかじりついていく姿に、思わず背中を押している、そして押されている私がいる。最後のつもりであの「説明」に心を込め>>続きを読む

テッド・バンディ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

彼が犯人だーーそう知っていながらも、徐々に疑惑の目が薄れてしまう展開に、自分自身が信じられない。法に引き裂かれた悲恋に見えるのは何故?浅はかな弁論、逃亡中ながら女性に向ける視線、自分に好意を持つ女性を>>続きを読む

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人は生きている。だから、暮らしている街も生きている。全てに始まりがあるから、必ず訪れる終わり。毎日変わりないことを繰り返しているようで、ゆっくりそこに向かって歩を進めている。「できることから、少しずつ>>続きを読む

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

生まれ持った血筋か、生きてきた道筋か、どちらが望ましいかなんて誰にもわからない。心と体は別でも、分けては生きてゆけないもの。抗えない衝動と喜び、貫くことの痛みを知った彼女は、きっとその思いも迷いも丸ご>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

どれだけ時が経っても、ありありとよみがえる記憶。恐怖も怒りも悲しみも、全て受け止める力を備えて、過去に、今に、未来に対峙する。目をそらさずに見届けたのは、背負ってきた苦しみの末路かもしれない。犠牲は少>>続きを読む

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